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花粉症の咳が止まらない。内科で相談できること

くしゃみや鼻水はそれほどでもないのに、咳だけがいつまでも止まらない

会議中や電話中に咳き込んでしまい、周囲の目も気になる

そんな経験をされている方は、花粉症が原因かもしれません。

花粉症というと「くしゃみ・鼻水・目のかゆみ」をイメージする方が多いですが、実は咳だけが主な症状として現れるケースも珍しくありません。

「耳鼻科が混んでいて予約が取れない」「花粉症の咳は何科に行けばいいのかわからない」という声もよく耳にします。花粉症の咳は、内科でも対応が可能です。

目次

こんな症状はありませんか

花粉の時期に以下のような症状が続いている方は、花粉が原因で咳が出ている可能性があります。

  • 風邪をひいたわけでもないのに、乾いた咳が2週間以上続いている
  • 喉がイガイガ・ムズムズして、つい咳払いをしてしまう
  • 夜間や明け方に咳がひどくなり、眠れないことがある
  • 屋外に出たときや帰宅後に咳が強まる
  • 熱はなく、痰もほとんど出ないのに咳だけが続く

これらの症状は「ただの風邪が長引いている」と思われがちですが、熱がなく、黄色い痰も出ないのに咳だけが続く場合は、感染症よりもアレルギーが原因である可能性を考えたほうがよいでしょう。

とくにスギ花粉のピークが過ぎた3月後半からはヒノキ花粉の飛散が増えるため、4月・5月になっても症状が続くことがあります。

なぜ花粉症で咳が出るのか

花粉症で咳が出る仕組みは、主に2つあります。

鼻水の垂れ込み(後鼻漏)

花粉によるアレルギー反応で増えた鼻水が、前に出ずに喉の奥に流れ落ちる現象です。この鼻水が喉や気管支を刺激して咳が出ます。就寝時に横になると咳がひどくなるのは、この後鼻漏が原因であることが多いです。

気道のアレルギー反応

花粉を吸い込むことで、気管支の粘膜に直接アレルギー反応が起きることがあります。気道が過敏になり、ちょっとした刺激(冷たい空気、タバコの煙、会話など)で咳が誘発されます。この状態が長引くと、後述する「咳喘息」に移行することがあります。

いずれの仕組みでも、「的外れの咳止め」では収まりにくいのが特徴です。市販の咳止め薬を飲んでも改善しない場合は、原因に合った治療が必要です。

放っておくとどうなるか

「たかが咳だし、花粉の時期が過ぎれば治まるだろう」と考える方は多いのですが、放置にはいくつかのリスクがあります。

咳喘息への移行

花粉による気道の炎症が長引くと、気道が過敏な状態が定着し、花粉の時期が終わっても咳が止まらなくなることがあります。これが「咳喘息」です。咳喘息は、適切に治療しないと典型的な気管支喘息に一部では進行することもあるため、早めの対処が大切です。

日常生活への影響

続く咳は体力を消耗し、睡眠の質も下げます。仕事中の咳き込みは集中力の低下や会議でのストレスにもつながります。「たかが咳」と思いながら、実際にはかなりの負担になっているケースは少なくありません。

他の病気の見落とし

花粉の時期の咳をすべて「花粉症のせい」と片づけてしまうと、別の原因(感染症、喘息、逆流性食道炎など)を見落とすことがあります。原因をきちんと絞り込むことが、適切な治療の第一歩です。

考えられる疾患

花粉の時期に咳が続く場合、以下のような疾患が考えられます。

アレルギー性鼻炎に伴う咳(後鼻漏)

花粉によるアレルギー性鼻炎で増えた鼻水が喉に流れ落ち、咳を引き起こします。鼻水が前に出ないため「鼻の症状はないのに咳だけ出る」と感じる方もいます。抗アレルギー薬と鼻症状の治療を並行することで改善が期待できます。

咳喘息

喘息の中でも「咳だけ」が主な症状で、ゼーゼーいう息苦しさや呼吸困難は伴わないタイプの喘息です。花粉をきっかけに発症したり、悪化したりすることがあります。乾いた咳が2週間以上続き、夜間や明け方にひどくなるのが特徴です。吸入薬を中心とした治療が有効です。

気管支喘息の悪化

もともと喘息のある方が花粉の時期に症状が悪化することがあります。花粉によるアレルギー反応が気道の炎症を悪化させるためです。子どもの頃に喘息があった方や、家族に喘息の方がいる場合は特に注意が必要です。

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流し、喉や気道を刺激することで咳が出ることがあります。花粉症とは直接の関係はありませんが、春の時期に重なって起きることがあり、見落とされやすい原因のひとつです。

同じ「咳」でも原因によって治療がまったく異なります。市販の咳止めで改善しない場合は、一度原因を確認してみる価値があります。

当院の検査・治療

花木内科クリニックでは、花粉の時期に咳が続く方に対して、以下のような対応を行っています。

問診と診察で原因を絞り込みます

咳の出方(時間帯、乾いた咳か湿った咳か、何をきっかけに悪化するか)を詳しく伺います。花粉症の咳なのか、咳喘息の可能性があるのか、または別の原因があるのかを見極めます。

必要に応じて血液検査や胸部レントゲンを行います

アレルギーの有無を調べる血液検査や、肺炎など他の原因を除外するための胸部レントゲンを実施することがあります。

原因に合わせたお薬を処方します

花粉症の咳には、一般的な咳止めではなく、抗アレルギー薬や気管支拡張薬、吸入ステロイドなど、原因に合った薬が必要です。当院では患者さんの症状や生活への影響を考慮して、症状に合わせた治療を選択します。

「耳鼻科と内科、どちらに行けばいいのか」と迷う方も多いですが、咳が主な症状である場合は内科が適しています。気道や肺の状態を含めた総合的な評価ができるためです。鼻の治療が必要な場合は耳鼻咽喉科へのご紹介も行います。

当院へご相談ください

花粉の時期の咳は、原因さえわかれば改善が期待できます。「ただの咳だから」と我慢する必要はありません。

市販薬で改善しない咳が続いている方、花粉の時期に毎年咳に悩まされる方は、お気軽にご相談ください。

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